2018年2月6日 14:00 日頃は大変お世話になっております。 守谷営業所事務担当の久保です。 昨日5日のNYダウは過去最大の下げ幅となる1175ドル安と急落し、金融市場を不安に陥れています。 そんななか本日、国内銅建値は逆行して1万円上げの82万円に改定されました。 さて一体どうなっているのでしょうか。 この違和感を解消するために、この1年間の相場の推移を、一年前を1としたグラフで確認してみましょう。
NYダウの動きに注目すると、今回の暴落も目につくものの、それ以上にこの一年間の右肩上がりの急上昇が印象的で、今回のような下落もやむを得ないことのように思えてきます。 そして次に、NYダウとニューヨーク商品取引所(COMEX)の銅(NY銅)の動きを比べてみると、この1年間はあまり連動している様子が見られません。 直近3カ月で見ても、NYダウが右肩上がりで上昇するなか、銅は上げ下げを繰り返し、僅かな上げ幅でした。 そのため今回のNYダウの暴落にも、銅相場はあまり影響を受けなかったのかも知れません。 しかし、投資家のリスク回避の動きからの円高は、国内銅相場のマイナス要因ですし、さらにリスク回避姿勢が強まれば、海外の銅も下落する可能性が高まりそうです。 ここしばらくは、NYダウの動きに注意が必要なようです。 今後もいろいろな観点から「銅相場」を学んでいきたいと思います。
久保 淳